入力はキーボードかフリックか、という話

キーボードで記事を書いている人が多いと思うけど、意外にフリック入力の方が早いことがわかったので、その理由を書いてみた。

 

1. もともとはキーボード

記事を整理しないといけないなと、週末にMacで開いてみたのだけど、文章をどうつなげたらいいのか、どうもうまく浮かばなくて、結局コピーアンドペーストを繰り返しては保存してまた別の記事を編集してみて。時間ばかり過ぎて何一つ出来上がらなかった。

そんなことが午前中にあって、午後からも気を取り直してMacを開こうとしたのだけど、妻が使うと言ったのでそれを優先してぼくはiPadでnoteのアプリを開いた。

 

2. iPadで書いてみると
iPadを使っている方なら分かると思うが、noteのアプリはiPhone用で、iPadで使おうとすると、大画面の真ん中に小さく表示されて、横のボタンを押すことで画面いっぱいに開く。

大画面でも基本的には、iPhoneで書いているのと変わらないので、ぼくは通常のローマ字入力ではなくてフリック入力に設定している。

それで、ため息をつきながら、たくさんの書きかけの下書きを開いて、編集を始めたのだけど、これが不思議とサクサクと進んでいくのである。

これまで悩んでいた表現やつなぎ言葉、オチが信じられないくらい自然に生まれてくる。

一体何が起こったのか。

 

3. サクサク進む2つの理由
一つ目は、おそらく入力できる速度である。

キーボードでは、自分の脳で浮かんだ言葉をすぐに画面に落とすことができるのだが、おそらくそれは早すぎるのだ。きっと、本当は脳で浮かんで、少し冷まして綺麗な言葉になってから落としていくべき言葉が、ダイレクトに落ちてしまうので、つながらなかったり荒削りだったりする。

それと比べてフリック入力は、キーボードより遅くて、自分の脳で浮かんで、一度冷まされたぐらいの時間で、ちょうど文字を落としていくことができるから、スラスラと文章を書いていけるのだ。

 

二つ目は、体勢である。

キーボードを利用しているときは、テーブルの上に置かれたMacの正面に座って、言ってしまえば仕事と同じ姿勢で記事を書いている。

 

でも、iPadで記事を書いているときは、床にクッションを置いて座り、壁にもクッションを挟んでもたれかかって、三角座りの膝にもクッションを置いて、その上にiPadを置いて操作している。

 

すごくリラックスしているし、iPadで2倍にした画面は、iPhoneのものよりすごく大きくて、なんだかおもちゃみたいで操作していて楽しい。そして何よりもiPadと体との一体感がすごくあるのだ。


そういうことで、この記事もフリック入力でここまで書き進めてきたのだけど、一度も前後を入れ替えたり、書き直したりすることはなく、おそらく15分くらいで書き進めることができた。

みなさんも是非試して欲しい。